労務通信2021年9月号

労働条件自主点検表

労働基準監督署から、『労働条件自主点検表』が送られてくることがあります。

提出期限の記載と返信用封筒が入っています。

法定の労働条件が確保されているかどうか自主点検を行い、改善が必要な事項については自主的に改善していくことを目的にした点検表です。

改善が必要な点もあるかもしれませんが、虚偽記載はいけません。自主的に改善をしていくことが目的ですので、改善していきましょう。

点検表の内容をご紹介します。今回は、労働条件通知書・雇用契約書等についての確認です。

1.労働条件の明示

労働契約を締結するとき、労働時間、賃金、退職(解雇の事由を含む)、安全衛生などの労働条件を労働者に明示していますか?

その場合、労働時間、賃金等に関する事項について書面を交付していますか?

3~5については改善が必要です

ただし、3、4については労働者の希望により、FAXや電子メール、SNS等で明示している場合は、違反とはなりません。

特に、下記については、書面の交付が必要です。

  1. 労働契約期間
  2. 就業の場所、従事すべき業務
  3. 始業・終業の時刻、所定時間外労働の有無、休憩時間・休暇・交代制に関する事項
  4. 賃金の決定・計算・支払の方法、賃金の締め切り、支払の時期、昇給に関する事項
  5. 退職に関する事項(解雇の事由を含む)

 

2.有期労働契約(期間を定めて締結する労働契約)

有期労働契約を締結している労働者を雇用していますか?

雇用している場合、その労働者に対して、契約期間の満了時における契約更新の有無、更新する場合・しない場合の判断の基準を明示していますか?



3、4については改善が必要です。

書面の交付等での明示が必要になります。


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